投資家ジム・ロジャース氏 米株バブルの崩壊に備え 金・銀を集めている

著名投資家ジム・ロジャース氏と最近、会社四季報のオンラインセミナーで一緒になったという、エコノミストのTwitterによると、ロジャース氏は、これまで右肩上がりとなっていた、米国株バブルの崩壊に備えて、金と銀を集めて構えているとのこと。

ジムロジャーズさんは調べるのがめんどくさいのでバフェットさんのように日本の個別株を買うつもりはないけど、日本株のETFを買っていると言っていました。その理由は日銀が買うからです。乗らない手はないだろうとのこと。

— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) October 17, 2020

ちなみに私は目先が若干荒れるかなと思っているので米株のETFを空売りしました。日本の個別株ロングポジションのヘッジにしています。今まで米株売りでヘッジをかけてもうまく行った試しがないけど、今回はちょっと違う気がします。

— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) October 17, 2020

ロジャース氏は日本で新型コロナウイルスの感染拡大が広がりながらも、日本政府が入国制限や入国時の厳格な検査等の対応をほとんどしていなかった2月末に、東洋経済のインタビューにて、政府への不信感が高まる時に金は上がる、「金はこれから更に上昇する」と答えている。

ジム･ロジャーズ｢金はこれから更に上昇する｣ | 東洋経済オンライン
2020/02/28
日本のメディアでは連日連夜、新型コロナウイルスの情報がかけめぐっていますが、日本政府の対策に不満を漏らす声もかなり聞こえてきます。ロジャーズ氏は「こういう時こそ、金価格は上がる」と言います。
金価格は「政府への不信感が高まる時」に上がる
「どんな時」なのでしょうか。「政府に対して、人々が不信感を抱く時に金価格は上がる」とロジャーズ氏は断言します。
ご自身も日本の大手貴金属製造販売会社が大好きで、東京の都心に行くと買い物に行くようです。取材時にはお気に入りのゴールドとシルバーのカップを見せてくれました。シルバーの食器は代々引き継がせることができるので、気に入っているようです。
「日本では、金のアクセサリーなどが高値で売れるので小遣い稼ぎに売ろうとする主婦も少なくない」と伝えたところ、「一般の人が売ろうとしている時に(逆に）金を買いたいね」と言っていました。「金価格はまだ上昇する」と読んでいるようです。
https://toyokeizai.net/articles/-/333315

2月のゴールド価格は1500ドル代

2月28日時点のゴールド価格は1585ドル。現在は1925ドル(2020/10/22)まで上昇しており、予測は当たっている。

金価格(by BullionVault Ltd)

ジム・ロジャース氏は1942年アメリカ・アラバマ州生まれ。
1973年にジョージ・ソロス氏とともに設立したクォンタム・ファンドで大きな成功を収めた投資家。
Jim Rogers, born 19 Oct 1942, is the author of the best seller, Investment Biker. Jim grew up in Demopolis, Alabama, and got started in business at the age of five, selling peanuts.
from https://www.jimrogers.com/